補助金申請で採択率を上げるための準備とは
補助金の申請を考えるとき、多くの方が「どんな書類が必要か」から調べ始めます。書類の準備は確かに重要ですが、その前に整理しておくべきことがあります。審査員が評価するのは書類の形式ではなく、事業計画の中身です。
審査員が見ているポイント
ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金の審査では、「なぜこの事業をやるのか」「どのように実施するのか」「その結果として何が変わるのか」の三点が問われます。この三点が論理的につながっていないと、書類の体裁が整っていても評価は上がりません。
特に「なぜ今この投資が必要か」という部分は、自社の現状データで裏付けることが求められます。売上の推移・コストの内訳・競合との比較など、数値で示せる部分は積極的に使います。「感覚的に必要だと思っている」では、審査を通過しにくい。
GビズIDの取得を先に済ませる
電子申請が必須の補助金では、GビズIDの取得が前提になります。このIDの発行には、申請から2〜3週間かかることがあります。締切直前に気づいて間に合わなかった、というケースを実際に見ています。
申請を検討し始めた段階で、まずGビズIDの取得状況を確認してください。法人の場合は登記情報との照合が必要なため、個人事業主より時間がかかることがあります。
事業計画書の構成について
事業計画書は、読む人が「この会社は何をやろうとしているか」を短時間で理解できる構成にする必要があります。長ければ良いわけではなく、論点が絞られていることの方が重要です。
Maple Orbit Systemsで支援する場合、事業計画書の構成は「現状の課題」「解決策と実施内容」「期待される効果と数値目標」「実施スケジュール」の四段構成を基本にしています。この構成は、審査員が評価シートに記入する項目と対応させています。
補助金は、採択されることがゴールではありません。採択後の実績報告まで対応できる体制で申請に臨むことが、結果として事業の実行につながります。申請を検討している方は、締切の6週間前を目安にまずご連絡ください。
※補助金・助成金の制度や公募の条件は年度ごとに改められます。申請にあたっては必ず最新の公募要領をご確認ください。本コラムの内容は採択をお約束するものではありません。